エイブル・アートって何だろう?

ダチョウです!



今、界隈、広瀬川沿いにある 「ワンダーフォーゲル」 っていうお洒落家具屋さんを中心に、ヤギカフェも含むカフェ4店舗を会場とした 「HANA展」 という絵の特別展示をやっているんだって! 



展示期間は今月31日まで。作品の特長は...猫のボクにはよく区別が付かないのだけれど...人間の世界では、“障がい者”と呼ばれる作家さんが描いたものなんだって。



この「HANA展」、ボクもどんな絵があるのかなぁ〜と思ってヤギカフェに置いてある作品を見せてもらいました!




どれもキレイに額装され、それぞれの作家さんが楽しそうに、描く事が好きであるのがわかるものばかりでした!




ふむふむ、ボクもなんだか絵を描きたくなっちゃったぞと思いながら、「HANA展」のパンフレットを見ていたら、今回の展示作家さんたちは、どうやら奈良県にある「たんぽぽの家」という社会福祉団体に所属して活動している方々だったのがわかりました。そして、今回の展示...
実は、 “エイブル・アート・プロジェクト” なんていう副題があるみたいなんだ。



“エイブル・アート”??

「アート」って英語で創作活動で出来た物・表現を指す「芸術」って意味なのは知っているけど、エイブル・アートは聞いた事はないなぁ〜。何が違うんだろ??そこで、「知ってなるほど」したいと思ってさっそく調べてみました!




展示でもらった資料やら...パソコンやら...ふむふむ、ヤギカフェ・ママの話を聞いたり...なかなか複雑だけど...ボクなりに理解したのは...




「エイブル・アート」とは、実は創作活動による作品や表現そのものを指すものではなく、1995年に始まった日本発の“市民芸術運動”とその運動に携わる作家さんが創り出した作品・表現のことみたいなんだ。



この「エイブル・アート」、由緒は 「たんぽぽの家」 にあるみたい。「たんぽぽの家」は1970年代、障がいのある子供を持った親御さんたちが、子供たちが養護学校を卒業した後も自立と生きがいをもって生活できる地域に開けた場所を作りたいという願いにより発足した団体。そしてその団体の活動の中で、現在の「たんぽぽの家」理事長である方が、障がい者芸術の可能性に注目。そしてそれを“エイブル・アート(Able Art)”...可能性(Able)の芸術(Art)という造語をあてて、障がい者の芸術(創作)活動を通して彼らの存在感や社会的地位及び環境の向上をはかる“運動”になっていった見たいです。



そのエイブル・アートという市民芸術運動...今では、作品やそのデザインなどが商品開発・企業広告などに繋げられ、障がい者の方の社会参加及び収入の機会を増やす他、上に記した地位・環境などの向上になっているようです。



色々調べてる内にちょっとややこしくなっちゃったのは、絵を描くのが好きなヤギカフェ・マスターと話してたら、芸術の世界にはフランス語で 「アール・ブリュット(Art Brut)」 と言う、正式な美術教育や発表目的もなくいち個人の自由意志と衝動で創作された作品を指す言葉があるらしいんだ...このアール・ブリュット作品の中にも障がいを持つ方が創作したものが含まれることもあるみたいだけれど...エイブル・アートの作品はそれとは一線を画しているみたい。



アール・ブリュットは知識などに邪魔されていない創造性の源泉から生まれた作品そのものに価値を置くのに対し、エイブル・アートは障がいを持つ作家さんの個性や発想、創作活動自体もが作品の価値として含まれていると理解すればよいなかな?それと、創作活動に収益性を持たせたり、作品を一般的に多数と思われる障がい持つ方と関わり合いがない生活をしている方々との接点としているところがアール・ブリュットとの違いなのだとボクは思ったんだけど...




「知ってなるほど、エイブル・アート」...ボクが分かったのはこんなところかな。アートな話はちょっと難しいなぁ〜。



とにもかくにも、創作品を見る事は、自分の率直な「良いなッ」、「ちょっとイヤだな」とかの感性を深め、自分のことを理解するヒントになるって界隈の芸術家風野良猫も言ったし、ボクもヤギカフェ以外の「HANA展」会場をこっそり覗いてみようかな。



    
   ヤギカフェお手製
←展示会場マップ
    (クリックすると大きくなります。)


    展示&カフェ巡りの参考にしてメェ〜!




呑竜西側入り口

ダチョウです!



いつも見慣れた弁天通り商店街沿いにある呑竜西側の入り口。




あんまり気づかれないけど、実はお店の名前が小さく紹介されているんです。





よ〜く見ると、字体なんかも各店違っていたりして以外と手が込んでいたり。





さらに、もっと詳しく見てみると...商店街らしい工夫が...





このお店のミニ表札がどうやってとり付けられてかと思ったら...実は...





ペロ〜ンと磁石!



お店の入れ替わりがある商店街。簡単に表札が取替えし易いよう工夫されているんだね!



そして、この磁石がくっつく入り口の構造を利用して...



提灯も落ちて来ないよう固定されていたり!



なにげなく潜っていた呑竜西側の入り口に “なるほど” な工夫!



ここを管理する人の腰が重いのか...古いお店の表札が残ったままだったり...新しいお店のものがまだなかったり...気になるところはあるけれど...せっかくおもしろい入り口があるんだからもっと利用して欲しいよね!







オチャッピキ

ダチョウです!



遅ればせながら...



新年あけまして、初 「界隈知ってなるほど」 ブログですね!




今年も、呑竜仲店界隈で、「不思議〜!?」 とか 「コレ、なんだろぉ〜!?」 と思った事を調べて、ちょっとでも呑竜やヤギカフェに興味をもってもらえるよう、ご紹介できたらなぁ〜と思ってます。



特に、冬も底冷えになる2月なんかは「呑竜に遊びにくるお客さんは減る」なんて言うママさんたちもいるみたいだから、ボクも頑張って広報活動しなきゃ!



そうそう、お客さんが来る来ないの話で思い出したけど...呑竜界隈の店主さんの間で使われる独特の言い回しで、“お客さんが全然来ないこと” を意味する 
「お茶っぴき」 という言葉があるんですよ!



「今日はダメ。お茶っぴきよ〜」 「最近お茶っぴきが多くて〜」...初めて聞いた時は、テレビの時代劇とかで出てくる“岡っ引き”か何かの類で、江戸時代から続くなにか特殊なお茶業者の事??なんて思ったけど...どうやら 「お店がヒマ」 っていうことらしいんだ。



調べたら、「お茶っぴき」 という言葉は、江戸時代の芸者さんたちから派生したものらしく、その昔、お座敷でお客さんをとれない暇な芸者さんは、お茶の葉を臼でひいて茶粉を作らされたことに由来するんだって。 


全然関係ありませんが、チョコの香り漂うヤギカフェのチョ紅茶。450円で好評提供中!
 

“お暇な芸者=お茶を挽く” が業界用語になり、それがなまって 「おちゃっぴき」 と変化していったみたい。また、面白くて、お客が全然つかなくてお茶ばかり挽かされている女の人たちは、たいがいおしゃべり過ぎてたり気品に欠けていたりする事が多かったみたいだから、「おちゃっぴい」 という “おしゃべりで活発な女子” を意味する言葉も生まれたようだよ。


ヤギカフェの冬の大人気のお茶、チャイ(350円)!こちらも本文に関係ありませーん...


そうすると...お店が“おちゃっぴき” なのは、店主が“おちゃっぴい” から!? ん〜真意はいかに!????



「お茶っぴき」...花柳界で生まれた言葉だけれど...呑竜のような商店街もある意味 “夕食”ではなく“遊食”を提供する場所だから似た様な感覚があり、使われる言い回しになったのかもね。


またまた本文に関係なく今冬の新商品、冬の桃香ウーロン茶(450円)!ただ今イチオシ!


でも、もし芸者さんが、蕎麦を挽かされてたら、「ソバっぴき」になってたのかなぁ〜!?ヤギカフェで挽くのはお茶ではなくコーヒーだから...ヤギカフェにお客さんが来てなかったら 「Coffeeっぴき」 !?



冗談はさておき、「界隈知ってなるほど」...今回は 「お茶っぴき」 の話でしたけど、この言葉を耳にするのは、もうブログの中だけ!底冷え2月も呑竜やヤギカフェは元気に賑やかに営業していますので、遊びにきてくださいね!





 

前橋まつりでなるほど!

ダチョウです。



もうすぐ第64回前橋まつりですね。



毎年、日常とかけ離れるくらいの人が出て大いに賑わう秋の催し。この日を楽しみに待っている前橋っ子も多いはず...きっと呑竜の人たちもワクワクしているはず!...



と、思っていたら、「人が沢山お店に来るようになるのは良いことだけど...心持ちとしてはいつもと変わらないかなぁ〜」と意外なクールな意見がチラホラ。う〜ん、何で?おかしいなぁ?と思ってその人達を観察すると...どうやらこのお祭りが地域の人の生活に入りこんでいる信仰・習慣に根付く祭祀ではないからという感じを持っているからみたい。



確かに、「前橋まつり」というと、お神輿、お囃子、山車引きもあるけれど、それに加えてライブやダンス、だんべい踊り、鼓笛吹奏楽のパレード、今年に関してはブルガリア・フェスタなんてのもあったりと、とにもかくにも催しが沢山で祭祀というよりはイベント色が強いかもしれない...



そこで、「前橋まつり」っていったいどんなものなんだろうと思って、自分なりに調べてみたよ!



ふむふむ...どうやら「前橋まつり」は、戦争で大きな被害を受けた市内の活気を取り戻そうとして始まった戦後復興イベントに起源しているみたい。



前橋市には古くから商工会議所(商工会)という地域の経済団体があるでしょ。そこが、戦後すぐの昭和22年(1947年)の12月に「復興謝恩歳末連合福引大売り出し」という、戦争で貧しくなった市民の経済活動を活気づける催しをしたみたい。色々物が不足していた時だろうから、福引で家財道具とか手に入りづらい品が当たるとなると結構目の色を変えた人も多いんじゃないかな?


福引はないけれど...ヤギカフェは、前橋祭り(2012年10/6)より...「カボチャとキノコの紅葉カレー」大売出し!



昭和23年(1948年)の7月には「中元大売出し」なんてのも始めて、翌年(昭和24年)の10月には「秋の商工祭」と名を打ったイベントをしたらしいんだ。そう!どうやら、この「商工祭」ってのが「前橋まつり」の前進みたい。


今年で64回目という事は...1948年の「中元大売り出し」から数えているのかな??



催しなどに関しての戦後の特色は、今まで商工業者を対象にイベントなどをしてきた商工会に市が積極的に協賛・共催を働き掛けたらしいんだ。戦災した市内を立て直すため商工業対策に力を入れたのがその理由。だから、戦後は、古くからあった祭礼的なものにも商工業的な要素をとりいれ経済効果を上げようと試みたみたい。市内で古くより行なわれていた11月の「大酉祭」に「歳末大売り出し」を結びつけ「大酉祭福引大売り出し」としたり、八幡神社の美保大国神社と結びつけて「恵比寿講大廉売」をやったり、とにかく人々の購買意欲を上げる企画を打ち出したようだよ。



そんな、戦後の催事の中でも、先にも言った「秋の商工祭」は年々趣向を凝らすようになったらしく、当初は広告コンクールや花火大会、移動演芸など芸術の秋ぽい(!?)ものが“呼び”だったらしいけど、そのうち「ミス前橋」(昭和26年)なんてのもやりだしたりして、どんどん盛り上がっちゃったみたい。



そんなこんなで...「商工祭」も10年続くと...次第に、商工会や市からの一方的な“売り出し”のイメージを市民に強く与えるように考えたらしく、当初の“(経済的な側面も含めた)復興”や“市民皆で盛り上げてこう!”という考えを損なわないよう昭和34年(1959年)に「前橋まつり」と名を改め今日至ったというわけ。



ふむふむ...これで、納得。「前橋まつり」は、“祭り”といっても地域やお祈りや信仰を主体とする祭祀ではなく、戦後、前橋市と市民が共に作ってきたイベントで時代時代で趣向が変わってきているものなんだね。だから、ある意味、戦災からは復興した今では、市民総参加的なネーミングを持つものの住んでる人の中で“今の前橋まつり”に対する思いや関わりに方に温度差が出来てくるのは自然なことなのかも...





呑竜はいつも「おはようございます!」

ダチョウです。



呑竜で商売をしている人達を見ていて「不思議だなぁ」と思うこのひとつにあるのが、“挨拶”。



多くの人間は普通...朝、人と出合うと、「おはようございます」...お昼は、「こんにちわ」...夜は、「こんばんわ」...と異なった挨拶を使い分けているみたいだけど...



どうも、呑竜の人達は朝でも夜でも同業者に対しては「おはようございます!」って言うらしいんだ。





ヤギカフェのマスターに「何で?」って聞いたら、夜の商売や芸能関係に従事している人達は昼でも夜でも、その日初めてあった人には「おはようございます。」っていう習慣があるんだって。



その理由の一説には、「おはよう」、「こんにちは」、「こんばんわ」の中で「ございます」と相手を思いやる丁寧な物言いが付くのは「おはよう」だけ。だから、いつでもその挨拶が良いと昔の芸能関係者が進んで使うようになったらしいんだ。



でも、なんで「おはよう」だけに、「ございます」って付くようになったんだろう??



ボクが近所に人のパソコンを使わしてもらったりしていろいろ調べてみて見て行き当たったのが、今から400年位前から始まった日本の伝統芝居、“歌舞伎”から来たという説。ボクも近くの電気屋さんにコッソリ忍び込んで見た事あるけど...歌舞伎の役者さんってすごく派手な衣装とお化粧でかなり早い時間から芝居小屋(劇場)に来なくてはいけないそうだったんだ。それで、芝居小屋の裏方さんは、早くから入場する役者さんたちに対して “いつも出番まで時間があるのに早く到着してご苦労さまです” という労いの意味を込めて 「早ようございますね。」 という言葉をかけたらしいんだ。



どうやらこの “気遣いの言葉掛け” が時代と共に 「おはようございます」 と歌舞伎関係者はじめ芸能関係者全般の常用挨拶へと変化したみたい。



居酒屋、バー、スナックのような夜の商売は芸能にも通じる“娯楽”を担当する職種...この「おはようございます!」の習慣が浸透してったのもなんとなく理解できるかな。



夜のお店が多い呑竜の挨拶はいつでも 「おはようございます!」 




今度、ボクも、ヤギカフェのママとマスターに会ったら使って見ようッと!







 

呑竜縁起・4と9

ダチョウです!



 人間の世界って面白くて...“縁起”っていう考えがあるらしいんだ。



些細な事に関して、「良い事が起こりそう」 「悪い事が起こりそう」って気にするみたい。呑竜のような街中の小さな横丁にも例外なくこの“縁起”があるみたい。



長屋作りの仲店は、通路を真中に挟み南北でA棟とB棟に別れているんだ。




全部で19店舗あるお店の住所は、それぞれこのA棟またはB棟の何番目っていうふうに登録されているのだけれど...



不思議な事に、両棟とも “4番目のお店” と 
“9番目のお店” は無いことになっているんだ!



ヤギカフェは西から4番目に位置しているのに...



住所ではA5!


B棟側も...




やっぱり、“4” と “9” が無い!


どうやら、日本語では...「4」=「シ」=「死」と...「9」=「ク」=「苦」と...連想するらしく“縁起”が悪いみたい。だから、その“4番目のお店”と“9番目のお店”は無いことにしているらしいんだ。商売しているのに「苦しくて...死にそう!」なんてなったら嫌だもんね。



でも、考え方によれば......「“4”あわせ〜」(幸せ〜)......「ら“9”〜」(楽〜)...にもなりそうだけど...まっ、いっか。



とにかく、日常のちょっとしたところにある人間の縁起って面白いね!



そう言えば郵便屋さんがよく呑竜で迷っている事を目にするけど...もしかしらたら戸数と(住所の)数字が合わないんで当惑してる!?




今では界隈特有制度!

ダチョウです。



先日、ヤギカフェ・ママが呑竜に関わる方のお悔やみ記事を載せたのを覚えていますか?ダチョウもよく顔を合わせていた方だったので、本当にショックで辛い出来事でした。



あれは、たぶん僕がヤギカフェと関わって始めて経験した呑竜きっての不測の事態。でもそんな中、はじめて知った “なるほど” と思う事があったので紹介します。




突然の訃報の知らせに慌てふためいていた呑竜の皆さん。緊急の話し合いの末、地域の組長を務めるヤギカフェのマスターも葬儀に参加する事となりました。



呑竜の位置する千代田町三丁目自治会よりお香典を預かったマスター...なんだか不思議そうな面持ち。


                                                     (写真はイメージです。)



聞いたら、香典袋に見慣れないことが書いてあるんだとか...



新生活運動の趣旨に賛同し、香典返しは辞退します。」



どうやら 「新生活運動」 っていう言葉が腑に落ちないみたい。ダチョウも人間の祭礼の事は全然わからないし、マスターも首を傾げているばかりだから、ちょっと調べて見たよ。



「新生活運動」...どうやら第二次世界大戦直後(昭和20年〜30年代)、敗戦で社会は経済的にかなり疲弊していたらしく、突然やってくる人の不幸に対するお香典や贈答などは人々にとってかなり負担が大きいものだったらしいんだ。そこで、全国各地で冠婚葬祭の虚礼廃止に努め、生活の無駄や見栄をなくすのを目的とした住民運動として始まったらしいんだ。



地域によって、内容に違いがあるみたいだけれど...「結婚式は公共の施設で」とか、「お葬式のお香典は少なめにし香典返しは辞退しましょう」、「お香典に関して近隣の方は一律〇〇円しましょう」、「会食・お膳の金額は幾らまで」などと細かくとり決めをしたみたい。



でも、その後昭和40年代以降、日本の高度経済成長に伴いこの運動は徐々に忘れ去れていき、今でもこの制度が残っているのは北関東のごく一部の地域のみらしいよ。



特筆すべきは、この北関東のごく一部に残る「新生活運動」...お葬式に関して言えば、どうやら群馬ではほぼ全域でこの運動が定着していて、全国でも珍しい県らしいよ!
(*現在は故人との関係性により通常のお香典、新生活でのお香典などと使い分けが行なわれています。)




なるほど!東京出身のマスターが知らなかったのも納得!



呑竜仲店が創建した時代に起った「新生活運動」...今でいえば、とっても“エコ”な考えだよね。でも、なんで、群馬ではずっとこの制度が残ったんだ...!?



もしかして、群馬は高度成長しなかった...とか??? 



でも、この界隈にはピッタリの昭和レトロな(!?)ナイス・アイディア運動だよね。







呑竜の木箱

ダチョウです!




日が沈み、呑竜のネオンが一層輝く頃...


 

お店のママやマスターが、こんな木箱を持って通りを歩いていたり、他の店に受け渡していたりするのを見た事ありますか?



(スナック「由多加」にて撮影)


この南京錠が掛かった怪しげな箱...夜になるとおもむろに店主から店主へと受け渡されなんとも不審。何か違法な取引!?やっぱり呑竜横丁は物騒なところ!?皆さん、この古びた木箱、何だと思います?



実は、これ

  「日掛け集金箱」なんです!



日掛け集金箱とは、各お店の一ヶ月分の家賃を一日ごと積み立てていくための貯金箱のようなもの。一つの木箱に各店舗の貯金口あって、仲店の理事長さんのお店から順繰りに隣のお店に回していって毎日お金を入れていくんだって。入れる金額は各店舗まちまちのようだけど、月の家賃と営業日数に見合った額だと思うよ。(集めたお金は組合がきちん記帳し銀行に預けておいてくれてます。)


(なぜか “ヤギ” が平仮名...)


現金商売で日々のお客さんの出入で成り立つのが小さな個人飲食店。だけど、人の流れというのはなかなか難しいみたい。その日のお天気や時の流行り廃りも大きく影響するみたいで、突然の余計な出費なんていうのもよくあるそう。だから、収入の浮き沈みがある飲食店業者にはこの方法が合ってるみたいだよ。“予想外に儲かっている日”も、調子にのって後で稼ぎを使っちゃう前に普段より余分に貯金しておく習慣をつけておけば良い浪費防止になっていいのかもね(笑)。





ちなみにこの日掛け箱、特殊な作りで職人さんのお手製。今ので何と3代目!。日掛け集金なんかも、かつて小さな個人飲食店が集まった組合・商店街が多かった時代はよく目にしたようだけど、今ではすごく稀なよう。木箱を隣に回す行為が、各々忙しいながらも毎日店主同士が顔を合わす時間を作ってくれるので長屋内での良いコミュニケーション潤滑剤にもなっていて、呑竜の魅力的な光景の一つだとボクは思うよ!(店主が忙しかったりすると信頼されてる“常連さん”が気を利かせて日掛け箱を回してくれたりするのも呑竜ならでは!とってもいいよね!)





呑竜も自治会員!

ダチョウです!



呑竜仲店来て通りを見回すと、こんな掲示板があるのに気づくかな?





実はこれ、呑竜の位置する千代田町三丁目・自治会(町内会)から配布される地域情報が貼ってある掲示板なんだよ。





なんで、こんなものが飲み屋横丁にあるのかというと...何を隠そう、呑竜仲店も立派に(!?)地域の場所(商店街)と見なされ自治会に参加しているんです!


ここ千代田町三丁目は、町内を13組(班)に分け、各組の代表(組長)が月に一度集まり、地域を快適で住みやすい場所にするための親睦事業や共通の利益促進のための話し合いをしています。



そして、なんと呑竜は、この長屋のみで町内の1組を割り当てられているんですよ!



現在、ヤギカフェのマスターが組長に選ばれ(注:呑竜仲店協同組合の理事長ではありません、会議などに出席したり、定期的に話し合われた内容や地域情報を...




回覧版で回したり...市の広報を...





配ったりしています。



千代田三丁目の目玉事業としては、主に10月の「前橋祭り」や夏の「納涼祭」、秋の「親睦旅行」などがあり、その他、地域住民が土地に愛着をもってより楽しく暮せる行事などを企画・実行しています。



また、この町内の特出しているところは、個人店舗が多くを占める商店街が複数地域に含まれているので、ちょっとした会合や親睦会などにもお店方々(住民だったりもする)が気を利かせたサービスしてくれたりすることです。



呑竜の店主さんたちは町内外に住む“通い”の方が殆どなので、時に地域に住む方が気にする些細な事に無頓着になってしまうこともあるみたいだけど...ここにいるだけで“その土地の通り!”として見てもらえて商売が出来き地域にも参加できるってとってもいい事だよね。あまりピンとこないかもしれないけれど、こんな土壌も在るっていうのも呑竜の魅力の一つだと僕は思うよ。



呑竜の金柑

ダチョウです!



呑竜裏の駐車場を歩くと、よくこんな黄色の実が落ちているのを見かけるよ。



なんだかわかるかな?





そう、金柑(キンカン)の実!





呑竜裏のちょっとした隙間に、こんなりっぱな金柑が育っているんだよ。


たまに、近所のおばさんが、こっそり実を食べてたり...ヤギカフェのマスターがどこでも構わずトイレをしちゃうお行儀の悪い野良猫たちに投石ならぬ“投キンカンの実”をして追っ払ったりするのを僕は知ってるよ(笑)。


でも、この金柑...何年も前からこの場所にあるけど、いったいどんな植物なんだろう?考えてみると一年中枯れることなく実が付いているし...ちょっ調べてみたよ。




ふむふむ、金柑って中国が原産でミカン科キンカン属って分類され、一年中枯れない葉を持つ樹(常緑樹)なんだって。それと、花を一年中咲かせられる性質(四季咲き性)もあるんだってさ...いつも実がついてて同じように見えるのはこういう特長があるからなんだね。


ちなみに果実は柑橘類の中では栄養価が高く、古くより民間薬として咳やのどの痛みに効果があるみたいだよ。品種もいくつか在るみたいだけど...ここにあるのはどれだかちょっとわかないなぁ〜。




でも...なんで、こんな呑竜の裏に金柑なんか育っているんだろう??色々調べていたら金柑は耐寒・耐暑性が高いから環境にも強そうだし...偶然、種でも舞ってきて芽が出たのかな??



ん!? よく見ると...





 この金柑、鉢植えになってる!!





たしかに、鉢植え...でも...今まで...この何年も...誰もこの樹を世話している人なんか見た事ないよ...でも、放置してるにしては樹が大き過ぎるよね???



やっぱり、大き過ぎるよね。


もしかして...






根っ子が鉢もアスファルトも
                           突き破ってる!



鉢を動かそうとしても微動だにしない“呑竜の金柑”。しっかり大地に根を張ってしまっているみたい。そりゃ、大きくなるよ...


きっと、呑竜の誰かさんが、いつの日か園芸でもしてそのままほっぽらかしにしたけれど...“呑竜の金柑”は力強く生きたみたい。凄すごい!スゴイ!



こんな立派な“キンカン様”は大事にしないとね。


以上、ダチョウでした!


<おまけ>
呑竜金柑のことをブログ記事を執筆した後、何かご利益がありそうだから金柑の実をヤギカフェに持っていって上げたよ。

そしたらヤギカフェ・ママはさっそく実を...



切って、茹でて、砂糖煮にして...




アッという間に...




「金柑マーマーレード」にしてくれました!


オレンジ・マーマレードとはまた一味違った苦味と風味があって美味しかったよ!


一方、ヤギカフェ・マスターは...


切って、レンジにかけて、すこし潰して...




ひとりで、こっそり「金柑ジン・フィズ」にして飲んでみたらしいよ。
(フィズとはお酒に甘み・酸味を足して炭酸割りしたもののこと)


いつか呑竜産金柑のメニューがお店で出たらいいかもね。


以上、ダチョウのおまけレポートでした!








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